【コトダマ部インタビュー】キミコエ作画 高橋瑞香さん「キミコエの世界観を守ることが使命と思っています」

by Mr.Chaoz (@mrchaoz0103)
2020/08/25

コトダマ部インタビュー第3弾! 今回は、キミコエの作画監督とサブキャラクターデザインを担当された高橋瑞香さんへのインタビューです。大変多忙の中、キミコエへの温かい思いを語ってくださいました。



Q1 まずはキミコエで作画を担当することとなった経緯、なんで高橋さんにオファーがあったのかを教えてください。


高橋瑞香さん(以下: 高橋): なぜでしょう。



Q2 作画を担当する中で世界観の理解が必要になるかと思いますが、キミコエの第一印象を教えてください。


高橋: 優しい雰囲気のキャラクターで、派手じゃないデザインに惹かれました。
シンプル故に描くのは難しいかも。。。とも思いました。
新人声優さんの育成というのが面白いプロジェクトだなと思いました。



Q3 高橋さんのイラストは水彩タッチが多いですが、実際に水彩タッチで描いているのでしょうか。それともデジタルで水彩タッチにしているのでしょうか。


高橋: 水彩と色鉛筆を使用しています。最後にデジタルで調整することもあります。
デジタルは全く使いこなせず、絵の具だと思いがけず上手くいくことが多いです。



Q4 キャラの並びや構図等、『こんな部分をこだわった!』という作画がありましたら、こだわりと理由を教えてください。


高橋: 映画の中で表現されている人間関係を逸脱しないような配置になるよう気をつけています。
オリジナルな解釈は足さないよう、裏設定を知っても、初めて見た人にも分かりやすい構図を心がけています。
髙野さんのデザインが好きなので、キミコエの世界観を守ることが使命と思っています。



コトダマ部 メインイラスト
高橋さんはコトダマ部トップページの描き下ろしイラストも描いてくださいました



Q5 コトダマ部はもちろん、キミコエ合唱プロジェクトでもイラストを描いていただいており、本当にありがとうございます。久々に描いたとのことですが、その時の思いを教えてください。

高橋: まず、こんなに長く作品を好きでいてくださることに感謝します。
部活や、プロジェクト、町民活動、映画の再上映など。
アニメや映画というものは作っては忘れられていくのが普通ですので本当に嬉しいです。
描くのは楽しく、最大限良いものを描こうと思っています。



Q6 高橋さんならではの優しい作風はどこから来ているのでしょうか。(学生時代からなのか、業界に入ってから生まれたのか)


高橋: 優しいと肯定的に言っていただいてありがとうございます。
パンチが無い、アクがなさすぎて作家にはなれ無いと、画学生の頃はケチョンケチョンに言われていました。
どうしてもそうなってしまうみたいです。悩みでもありますが、それを強みにできることもありますね。
同級生に『ドロヘドロ』の作者、林田球さんがいました。かっこいい、強い絵に憧れます。
キミコエは自分に合った作品だったなと、作品の巡り合わせは大事だなぁと感じています。



Q7 描いていて楽しいパーツ、力が入る部分などはありますか? (乙葉の癖っ毛、なぎさの眉毛、雫やあやめのメガネ等々)


高橋: うーん。苦手な部分が多い気がしますが。。。。
本当に少しのズレでなぎさがなぎさでなくなってしまうので。



Q8 描く上で何か特別な思い入れのあるキャラクター(メイン、サブ問わず)はいますか?制作中にあったエピソードなどがあれば教えてください。


高橋: キミコエで初めてサブキャラクターをデザインさせていただいたので、彼らには主役の7人とは別の思い入れがあります。みんな好きです。
あとは、私がデザインした将暉のベビーが、映画公開前に産まれたうちの子にそっくりだったのでびっくりしました!



Q9 最後にキミコエをこれから見てくれるファンと、応援してくださっているファンに対してそれぞれを高橋さんからメッセージをお願いします。


高橋: こんなに長く愛してくださってありがとうございます。
これからご覧になる方も、末長くお楽しみください!



ありがとうございました。

(インタビュアー:Mr.Chaoz)