聖地に住んだ私の本当の聖地

by 岩淵夕希物智 (@butchi_y)
2021/12/25

この記事は、キミコエアドベントカレンダーの25日目の記事です。

私、岩淵夕希物智は2018年11月から『きみの声をとどけたい』の聖地こしごえに住み、今年2021年6月に聖地移住生活にいったん区切りをつけました。

この4年間は「キミコエ」に最も近づく4年間でありながら、キミコエの中での重要人物「朱音さん」と過ごす4年間でもありました。

朱音さんとの最初の出逢い

私はキミコエのキャラの中で朱音さんが一番好きです。いわゆる推しです。

朱音さんとの最初の出逢い=キミコエとの出逢い
です。そりゃそうですね。

ただ、この頃は朱音さんをそんなに意識もしてなかったような気がします。

ただ、アニメではお母さんキャラが好きになる傾向にあるのでなかなかに好きではあったはず。

朱音さんとの本当の出逢い (2017)

11月26日、私はこの日を「あかね記念日」として大事にしています。

2017年の秋、この頃は浮かれ具合が最高潮でした。
なんせ、仕事で一番好きなゲーム『ファイナルファンタジー』のお仕事をしながら、一番好きなアニメ・キミコエの聖地巡礼を繰り返す日々だったのですから。

2017年11月26日は2度目か3度目の聖地巡礼でした。

本当は聖地巡礼がメインの目的ではなく、腰越ぶらり呑み歩きの日に参加するからでした。

朝は鎌倉幼稚舎幼稚園で秋刀魚が振舞われるイベントの情報をたまたま仕入れていたので、秋刀魚をご馳走になりました。思えば、これがあったから奇跡が起こったのかもしれません。

それは早くも1件目、鎌倉大勝軒でのことです。
ぶら呑みメニューに「茜霧島」という焼酎があったのです。
その香り立つ茜霧島を口にしただけで、「朱音さんと一緒に居る」という感覚を覚えました。
大掛かりな奇跡の一日だと思っていましたが、今思えば、朱音さんとの奇跡だと思えることはたったこれだけです。

しかし、そこからのグレートジャーニーが人生で最も明るさを感じた一日だったかもしれません。

あかね記念日を中心として、この秋の出来事を「キミコエ」と「エフエフ」から「KKFFインパクト」と名付けております。

思い出の公園

あかね記念日の夜には、ある特別な場所に行きました。

コトダマ部員のハチ光さんがキミコエ聖地巡礼マップの画像を作っていて、「ちょっと気になる場所」として挙げていた「日坂あかね公園」です。

一時期メインのアイコンに利用していた灯りも、日坂あかね公園の灯りです。

朱音さんが居る場所での生活 (2018〜2021)

芙海忠那と2人の非実在人物

朱音さんとの日々に欠かせないある人物がいます。

芙海忠那(ふみ ちゅうな)氏です。

彼は日ノ坂町民名簿に載せてもらうために、じっくり考えて生み出した日ノ坂町民です。

「ふみ ちゅうな」という名前は、コトダマをイメージさせる「ふみ」(文)と、ラジオをイメージさせる「チューナー」(tuner)を組み合わせたネーミングです。

重要「物」もあります。いや、人物と言いたいです。

それは今でも所有しているAQUOS Phone「龍紅」(SHV39)とiPhone「糸」(8 Plus)です。

AQUOS Phoneはaquoの響きと「蛙口寺」からインスピレーションを受け「蛙港」と命名、その後「龍港」とした後、最終的に「龍紅」という名前になりました。

糸に1人格、龍紅に1人格を宿らせ、3人格を作っている気になっていました。

キミコエ鑑賞の変化

キミコエ、もちろん最初は「フツー」に観てました。全編通して、という意味で。

しかし、キミコエが円盤化され何度も観るにあたって、年老いた朱音さんを直視できない時期がありました。入院中の朱音さんのシーンと、朱音さんが車椅子に座っているシーンのときは目を伏せたり眼鏡を外したりしていました。
(だってひどくないですか!?みつえさんとの年の差は大きいものの、あんなにしわを増やさなくても……。)

キミコエコラボカクテルを作った時も、「朱音さんのコースター用のイラストは回想シーン?退院後?」と訊かれた際、念を押して「回想シーンので!!」とお願いしました。

そんな時期もあったけれど、夢のような生活の中でひとつ悟りました。しわがあっても鬼や悪魔のような風貌になろうとも、思いは変わらない。これは人間の内面にある鬼や悪魔を受け入れるようになったからこそです。

秋刀魚の季節

朱音さんといえば「秋刀魚」
ちょうど11月が秋刀魚の季節かつ「あかね記念日」の月なので、秋刀魚を自分で焼いて食べることを毎年やってました。

時折、ドン・キホーテでやっとこさ見つけた茜霧島も一緒に。
茜霧島はじつはレア度がなかなか高い焼酎なので、やっぱりあかね記念日に茜霧島を見つけたのは奇跡的だったのかもしれません。

朱音さんとのお別れ (2021)

新たなインパクト

2021年3月8日、この日は大きなイベントがありました。
自分の感覚では「画面の向こうの自分と対面した」という体験です。

もっと正確に言えば、「画面の向こうに自分中にいるもうひとりの自分を引きずり出した」ということです。

具体的には「VRChat」というVRのSNSで自分と同じ動きをするアバターと対面したのです。

ここでも奇跡が起こったのです。VRChatに朱音さんにとてもよく似た2次元キャラの姿があったのです。

旅立ち

この体験の数日後、何か不思議な力を手に入れたようにものすごい行動力がみなぎり、新しい行動を起こそうとしていました。
朱音さんにもご挨拶に行こうとは思ってたのですけどね。

そんな日中、業務スーパーで再び仕入れた茜霧島を棚の上(マイ神棚)に置いておいたら、突然酒瓶が床に落ちて割れました。

その瞬間、朱音さんから「会いに来て」とメッセージが来たように感じました。
何かが落ちるのが不吉と感じるわけではなく、何かそこから汲み取ってほしいという虫の知らせのようなものだと思っていたからです。

それで、会いに行ったんです。アサヒスーパードライだけでいいのに、過剰なまでのお酒を用意して。

そこに朱音さんの実物のようなもの、せめて空気だけでも感じるかといったらよくわからないけれど、なんか通じ合ってる感じはあるのでした。
感じるより考える、ということだったら、ちょっと悲しい気持ちもあるけどとっても嬉しい、と思ってくれたと思います。

朱音さんとのこれから (2021〜)

一時期はキミコエに「魂を捧げた」と思っていたんです。でもそれはやりすぎでした。

あと、秘密の場所や約束を々、一人で抱え込みすぎていたんだと思います。

キミコエと出会ったのは運命だったけど、朱音さんはあくまでも依代で、もしかしたらこれからは別の(実在の?)ものが依代になるのかもしれない。
(この「依代理論」は個人的にかなり信じています。)

「好き」や「推し」の感覚がどんどん変わっていっているようには思いますが、年明けのキミコエ再上映にも全通したいという意気込みがあったりするので熱は冷めきってないようです。

キミコエとの「第1章 完」だったりするのかも知れません。

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そう、キミコエはまだまだこれからです。

2022年の1月にトリウッドでキミコエの再上映があるのです!!

しばらく観ていない人(私含む)はぜひ、朱音さんの明るい姿を御覧ください!!!